GIN CRAFTING

Traditionally crafted gin with an innovative twist 伝統的なジンに革新的な味わいをプラス

コッツウォルズの自然の美しさにインスパイアされ、当社の蒸溜チームの革新的な技術によって製造された、受賞歴のあるコッツウォルズ・ドライ・ジンは、最大限の風味を第一に考えて造られています。

01
ベーススピリッツ作りから

コッツウォルズ・ドライ・ジンづくりは、小麦由来のベースアルコールから始まります。
アルコール度数96%の「ニュートラル・グレイン・スピリッツ」は、無味無臭の真っさらな存在。私たちのこだわりのボタニカル・レシピが、そのキャンバスに命を吹き込みます。
蒸留には、ドイツのアーノルド・ホルシュタイン社製の銅製ポットスチル「ドリー(Dolly)」を使用。容量は500リットルですが、蒸留中に蒸気がしっかりと銅に触れるよう、3/4までしか満たしません。この丁寧なプロセスが、ジンに豊かで繊細な風味を与えてくれるのです。

02
蒸留

まずベースアルコールにボタニカルを加え、約15時間かけてじっくりと浸漬させます。
翌朝、残りのボタニカルをスチルに加え、いよいよ蒸留が始まります。
私たちは、一般的なジンの約10倍ものボタニカルを使用しています。そこから抽出される豊かなエッセンシャルオイルと香味成分が、コッツウォルズ・ジンならではの芳醇なアロマと複雑な味わいを生み出します。
蒸留中、スチルの中身を丁寧に加熱し、香りとアルコールを含む蒸気をゆっくりと取り出していきます。最初に出てくる「ヘッド」は渋みや刺激が強いため使用せず、最もバランスがよく、純度の高い「ハート」と呼ばれる中間部分のみを採取。このハートこそが、私たちのジンに使われる唯一の液体です。
ハートのカットは非常に狭く設定されており、不純物を避けながら、ジンとして最も優れた部分だけを選び取ります。そのため、1バッチから得られるジンの量はごくわずか。しかし、そのひとしずくに、私たちの品質へのこだわりが詰まっています。

03
休息と調和

アルコール度数83%の「ハート(中心部分)」は、蒸留後に5日間ゆっくりと休ませることで、さまざまな風味がひとつに溶け合い、まろやかに落ち着きます。
その後、濾過された水を加えてアルコール度数を46%に調整し、蒸溜所内で丁寧にボトリングされます。
私たちのジンづくりは「単式蒸留」という、非常に手間のかかる製法です。
これは、1回の蒸留で得られたスピリッツにニュートラル・グレイン・スピリッツを加えず、ありのままの風味を大切にする方法です。
効率は決して良くありませんが、私たちはこの方法こそが、ジン本来の豊かな味わいと最高の品質を引き出すと信じています。
また、味わいの深みを守るため、チルフィルターによる濾過も行っていません。無濾過によるリッチで力強い口当たりを、ぜひお楽しみください。

Whisky CRAFTING

シングルモルトウイスキーの製造過程をご覧ください。